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社町(やしろちょう)

1965年6月22日、兵庫県中部にあるのどかな田舎の町 社町に生まれる。 瀬戸内式の穏やかな気候のもとで、 灘の生一本の原料となる "山田錦" の田んぼにかこまれて、平和に育つ。 夏はかえるの大合唱が子守唄。 社町は「学園都市」を目指していて、人口2万人あまりの小さな町なのに 国立大学があります。

京都 ─ 洛北

18才のとき、京都の大学に入学し、 きままな下宿生活を始める。 京都の街は、都会でありながら田舎の面をあわせ持ち、 田舎育ちの貧乏学生を暖かく迎えてくれました。 京都と言えばまず思い付くのが、数多くのお寺に神社。 また、西陣織や清水焼などの工芸品、茶道に華道、日本画など、 日本の美の発信地でもあります。 これらにあこがれて京都を訪れる人も多いと思いますが、 イメージが強すぎて食わず嫌いの人も多いのではないでしょうか。 格式張っている、よそよそしい、 京都人は本音を表に出さない、そんな声も聞こえてきます。 でも、住んでみると妙に落ち着きが良いのです。 自然が豊かで、それが街にうまく溶け込んでいます。 四季のうつろいを眺めるだけでも心が休まります。 あまりに居心地が良いので、 結局、この後の分を含めて、通算12年も京都に住んでしまいました。 すっかり第二のふるさとです。

四日市

24才のとき、某化学メーカーに入社。 四日市の 石油化学コンビナートの真ん中で、高分子の研究。 とっても迫力のある夜景が魅力的。。。 でも、東海地震が起きたら、と思うとちょっと恐かったです。 四日市では車が必需品です。 でも、その運転マナーの悪さといったら、天下一品! 狭い道をずんずんと対向車が突っ込んでくるのです。 三重県に行くときには気をつけましょう。 四日市には険しい鈴鹿山脈があり、 麓には信州を思わせるのびやかな風景が広がっています。 また、それに続く丘陵地には一面の茶畑が広がっています。 意外と自然が豊かなところでもあるのです。

再び 京都

26才のとき、仕事の関係で再び京都へ。 その後、4年間勤めた会社を希望退職。母校の大学院博士課程に進学。 コンピューターの中で分子の動きを再現する研究に専念する。 うまくいけば、この世にない画期的な新材料をコンピューターを使って設計し、 億万長者。でも、現実は。。。

京都 ─ 伏見

1995年12月、結婚。 京都の南に位置する酒蔵の街、伏見(京都市伏見区)にて新生活を始める。 秀吉がつくった伏見の街は、 同じ京都でも左京区や北区のあたりとは随分と雰囲気が違い、活気があります。 幕末には「寺田屋事件」の舞台ともなり、志士たちが走り回っていたのでしょう。 明治時代には、琵琶湖から水を引く "琵琶湖疏水" が建設されました。 その水力を利用して世界で2番目の水力発電所を動かし、 その電気を利用して日本ではじめての市電が走ったそうです。 最近では、京セラの本社ビルが移転してきました。 隣接する南区とあわせて、京都で最も発展しつつある地域であり、 京都のベンチャーパワーの源でもあるのです。

神戸

1998年4月より、 神戸でガラスの研究を始める。 阪神淡路大震災の後遺症を心配し、おっかなびっくりで京都から出てきましたが、 復興の早さには目を見張るばかり。神戸っ子の頑張りには感服します。 年末に神戸に引っ越し。震災記念日を神戸で迎え、神妙な気持になりました。 マンションのまわりにはまだ更地も残っており、 そこはかとなく寂しさが漂うのも事実です。 少しでも、神戸の「元気」に役立てることを願っています。 神戸にはすぐ後ろに六甲連山が屏風のように立っています。 この山の上に広がる「真っ青な空」で神戸の朝は始まります。 地元の人はこの山をとても大切にしており、裏山感覚で気軽に登ります。 大都市のすぐ近くなのに自然が豊かで、野生のイノシシに出会うこともしばしばです。 少し登れば大阪湾が眼下に広がり、海の向こうに関西空港も望めます。 この解放感が神戸の自由な雰囲気の源なのでしょう。 以前なら、ただ、自由で明るい、ちょっとおしゃれな街、という印象が強かったのに、 「一人じゃない」と思える不思議な街になりました。

福井

2000年4月、福井に赴任。 人口約25万の福井市は、 まさに「都市には適正な規模がある」と思わせる、絶妙な大きさの街です。 歴史と自然と利便性がうまくバランスし、 「全国住み心地度ランキング」では常に上位をキープしています。 福井の人は独立心が強く、また、新しい物好きです。 人口に対する社長の割合が全国一なのもうなずけます。 特に、ネーミングにはこだわりがみられ、 市営の温泉宿泊施設「すかっとランド」、 ○口伊三郎家具店「La 136」(ラ・イサブローと読むらしい)など、 看板を見てまわるだけでも楽しめます。 市街地の周辺をぐるりと取り巻くように、 大規模なショッピングセンターが6個所もあって、 そのどれもが元気な人で賑わっています。 沈滞ムードの漂う日本を救えるのは、地方のパワー!
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